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「3連覇」かかる羽生、調査時期も追い風

 羽生は2014年ソチ五輪、18年 平昌 五輪で連覇。今年の北京五輪では前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦を掲げ、大会で最も注目される選手の一人だった。一方、「好きな選手」調査でも20年は144票、21年は134票を獲得して2年連続トップに立っていた。今年の調査が北京五輪と同時期に行われることもあり、オフシーズンで露出が少ない大谷に対して有利な戦いとなるのは確実で、五輪・国民人気ともに3連覇の期待が高まっていた。

 結果として昨年を上回る165票を獲得した。五輪ではクワッドアクセルで惜しくも転倒して4位にとどまったが、調査では安定した強さを見せつけた。

スポーツ観戦の 醍醐味 は、表彰台を眺めることだけではない。調査における2人の戦いぶりを分析し、強さの秘密を探ってみよう。

 大谷の獲得した397票の内訳は、男性が211票、女性が186票とバランスがいい。年代別の得票率をみると18〜29歳の10%から70歳以上の25%にかけて、年代が上がるほど人気が高い傾向がみられた。

 対する羽生を支えたのは、圧倒的な女性人気だ。165票のうち138票を女性が投じた。ただ、女性の中でもほとんどの年代で大谷が上回っており、羽生が上回ったのは18〜29歳女性(羽生12%、大谷6%)だけだった。

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