社民党の機関紙がウクライナ危機でロシアを支持する記事を削除
JSF軍事/生き物ライター
2/21(月) 11:41

 社民党(社会民主党)は機関紙の社会新報2022年2月23日号の記事(Web投稿日は2022年2月18日)、タイトル名「ウクライナを戦場にするな〜米ロ両国は冷静な対話で緊張緩和を〜」において明確にウクライナ危機についてロシアへの支持を打ち出しました。他政党は日本共産党も含めてロシアを非難している中で異彩を放っています。

 しかし先ほど2月21日午前10時ごろ、社会新報のWeb記事は削除されてしまいました。社会新報公式Twitterアカウントの記事を紹介する投稿も同時に削除されています。

 削除された理由についての説明はまだ何もありません。政党として社民党は説明責任を果たすべきだと考えますので、検証のためWebアーカイブなどから削除された記事のリンクを紹介します。

https://web.archive.org/web/20220218021523/https://sdp.or.jp/sdp-paper/ukraine-russia/
https://megalodon.jp/2022-0219-1913-53/https://sdp.or.jp:443/sdp-paper/ukraine-russia/
https://archive.md/20220219130123/https://twitter.com/shakaishimpou/status/1494491541062426625

 削除された社民党機関紙「社会新報」の記事内容は、今現在まさに戦争寸前の危機となっているウクライナの問題について、ロシアを支持しアメリカを非難する内容となっています。

"
米国のバイデン政権や主流メディアはイラク戦争時のように怪しげな情報を拡散しながら、「ロシアのウクライナ侵攻」を宣伝している。だが真に論議されるべき課題は、ロシアが求めている安全の保障なのだ。

〜中略〜

本来であれば、国際社会はロシアの懸念を正当なものとして認め、米国に交渉を促すべきだが、ロシアを悪玉に仕立てた「侵攻」説が飛び交うことで、そうした気運は乏しい。米国発の一方的な宣伝に惑わされず、何が本質的な課題なのかを見極める姿勢が必要だ。
"
出典:Web Archive | ウクライナを戦場にするな〜米ロ両国は冷静な対話で緊張緩和を〜 - 社民党 SDP Japan

 この場ではウクライナ危機についてアメリカとロシアのどちらが正しいかどうかは論じないことにします。社民党が政党として責任をもって独自の見解を唱えることももちろん自由でしょう。
 ですが国連憲章の条文については今一度、思い起こしてください。

"
第1章 目的及び原則 第2条 その4

すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。
"

 武力による威嚇または武力の行使は、行ってはならないのです。行使だけでなく威嚇も駄目なのです。

以下ソース
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20220221-00283080
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)