【AFP=時事】米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)に所属するトランスジェンダーの競泳選手リア・トーマス(Lia Thomas)が17日、アイビーリーグ(Ivy League)の女子選手権に出場し、500ヤード自由形で優勝した。

【写真15枚】表彰式で喜ぶトーマスやレースの様子

 数年前まで男子チームに所属していたトーマスは、最近の米大学女子水泳界を席巻しており、この日も自身の出場禁止を求める声にあらがって勝利した。

 トーマスをめぐっては意見が二分しており、身体的に不当に有利に立っているという声と、女性として自由に競技することを許されるべきだという声がある。

 今月には統括団体の米国水泳連盟(USA Swimming)が、テストステロン値の基準の厳格化を含めた新しいガイドラインを発表しており、トーマスの主要大会への出場が難しくなる内容との見方が強い。

 それでもトーマスは、アイビーリーグ最高峰に位置する今大会への出場が認められ、この日はハーバード大学(Harvard University)のブロジェットプール(Blodgett Pool)でコースレコードの4分37秒32を記録し、1位となった。

 また同日行われた50ヤード自由形でも、トランスジェンダーのアイザック・ヘニグ(Iszac Henig)が優勝した。【翻訳編集】 AFPBB News


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