世界文化遺産の国内推薦候補に選ばれた新潟県の「佐渡島の金山」について、政府が今年度、ユネスコへの推薦を見送る方向で最終調整を進めていることが、JNNの取材でわかりました。

 新潟県の「佐渡島の金山」は文化審議会から今年度の世界文化遺産の国内推薦候補に選ばれ、政府がユネスコへの推薦に向けた検討を進めてきました。

 しかし、韓国政府が戦時中に朝鮮半島出身者が過酷な労働を強いられたなどと反発を強めており、審査の難航が予想されています。

 複数の政府関係者によると、登録を実現するには、環境整備や日本側の準備作業が足りないなどと判断。推薦の期限は来月1日ですが、政府は今年度の推薦は見送り、将来の登録実現に向けて戦略を練り直す方向で最終調整を進めているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4c46d48df915cf9b0c270cae5782321a016b220