「ファッションや音楽を目的に
渋谷に繰り出していた人々は今や40代や50代。
彼らに向けた商業施設があってもいいのではないか」。

東急プラザ渋谷の長尾康宏総支配人はこう話す。

「若者の街としての印象が強まる中、
40代やそれ以上の方が遠慮しているようにも映る。
彼らが渋谷を訪れる意味を提供したかった」。

「渋谷の『大人化』がいよいよ現実になってきた」。
博報堂の「新しい大人文化研究所」で所長を務めたのち、
現在は「人生100年時代 未来ビジョン研究所」を主宰する
阪本節郎代表はこう指摘する。
阪本代表は大人化の流れを鮮明にした意味で、
「2019年はエポックメイキングな年だった」と言う。

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パルコ建て替え前はテナントの8割を占めていたアパレルを5割に縮小し、
代わりに飲食店やサービス店を拡充。
5階の「シブヤライフラウンジ」では、
信託銀行や終活相談サロンなど第2の人生を意識してテナントを誘致した。
「40代以上に向けた商業施設として、
これまでの自分の生き方を見直すきっかけを与えられないかと考えた」(長尾総支配人)。

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東洋経済
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