切り立った崖に面したブラジルの景勝地の湖で、崖の一部が突然崩れ落ちて観光客が乗ったボートを直撃しました。
これまでに7人の死亡が確認されたほか、3人の行方が分からなくなっています。

ブラジル南東部ミナスジェライス州にある、切り立った崖に面したフルナス湖で8日、崖の一部が突然崩れ、観光客が乗ったボートを直撃しました。

現場に居合わせた人が撮影した映像には、危険を察知した人たちが、崖のすぐ下のボートの乗客に直ちにその場を離れるよう叫びますが、間に合わずに崖が崩れ落ちる様子が映っています。

消防当局によりますと、合わせて4隻が崖の崩落に巻き込まれ、これまでに7人の死亡が確認されたほか、30人以上がけがをしました。

また、3人の行方が分からなくなっているということです。

リオデジャネイロにある日本総領事館などによりますと、日本人が被害に遭ったという情報は今のところ入っていないということです。

この湖はボートで岩場や滝をめぐるツアーが人気で、週末に合わせ地元の人たちなどが参加していましたが、現場付近では、このところ強い雨が続き、地元当局が災害などへの警戒を呼びかけていました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220109/k10013422131000.html