【ローマ時事】世界保健機関(WHO)は29日、来年5月の総会で決定する次期事務局長について、加盟国から推薦された候補者が現職のテドロス事務局長だけだったと発表した。対立候補が出なかったことで、テドロス氏の再選がほぼ確実となった。
テドロス氏は2017年に事務局長に就任し、再選されれば2期目は来年8月から5年間となる。再選は一度のみ可能。新型コロナウイルスの感染拡大当初はトランプ前米大統領らから「中国寄りだ」などと批判も受けたが、今後も当分は新型コロナ対策の陣頭指揮を執ることになりそうだ。
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