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【詳報】「東条湖おもちゃ王国」で転落事故、親子ら7人重軽傷 迷路施設の床抜ける

https://news.yahoo.co.jp/articles/853c149ed68213657144ba7696a7864a325b8b38

事故のあった東条湖おもちゃ王国の入場口=加東市黒谷

 10日午後2時すぎ、兵庫県加東市黒谷の遊園地「東条湖おもちゃ王国」の従業員から、立体迷路施設で「床が抜けて負傷者が数人いる」と119番があった。県警加東署によると、木造の迷路施設3階の床が抜け、客の親子ら3組7人が2階に落ちて重軽傷を負った。うち24歳の男性が腰の骨を折る重傷。7人とも命に別条はないという。

【写真】事故のあった東条湖おもちゃ王国の入場口

 同署によると、けがをしたのは、腰の骨を折ったとされる男性(24)と女性(27)と女児(1)の親子▽女性(38)と女児(7)の親子▽男性(27)と女性(27)の夫婦。うち親子2組の女性と女児は軽傷という。

 事故が起きたのは木造5階建ての「カラクリ迷宮のお城」。けがをした7人は3階にいたが、木製の床が抜け、約2・4メートル下の2階に落ちたとみられる。同署によると床は長さ約2・3メートル、約1・8メートルの長方形のような形状で穴が空いていたという。

 休日の白昼に起きた事故で救急車や消防車が駆け付け、来場者は「何が起こったのか分からない」と驚き、困惑した。家族で訪れた男性(35)は、救急車で運ばれる男性を目撃したといい、「次は(事故が起きた)迷路に行こうかなと話していた。巻き込まれなくて良かった。休日にこんなことになって最悪や」と憤った。

 同王国を巡っては、前身の「東条湖ランド」時代の1995年に大型遊具から女児が転落し死亡する事故が起きている。


【東条湖おもちゃ王国】 前身の遊園地「東条湖ランド」から2000年に名称を変え、おもちゃのテーマパークとして客層を低年齢の子どもとその家族に絞って開園。兵庫県内陸部のリゾート地、東条湖のほとりに立地し、木やブロックなど多彩なおもちゃに触れられる体験型の館が複数あるほか、関西最大級の巨大立体迷路、大観覧車などのアトラクション、大規模なプールを備える。