大阪・摂津市で、交際相手の3歳の長男に熱湯をかけて殺害したとして、男の容疑者が逮捕された事件で、遺体を詳しく調べたところ、やけどは数分間、お湯を浴びただけではならない重い状態だったことがわかりました。
警察は、長時間にわたって熱湯をかけ続けられたとみて、詳しいいきさつを調べています。

大阪・羽曳野市の無職、松原拓海容疑者(23)は、先月、摂津市のマンションで、交際相手の女性の長男で3歳だった新村桜利斗くんに熱湯をかけてやけどをおわせ、殺害したとして、22日に逮捕されました。

警察によりますと、遺体を詳しく調べたところ、やけどは数分間、お湯を浴びただけではならない重い状態だったことがわかり、長時間にわたって熱湯をかけ続けられたとみられるということです。

一方、部屋にあった給湯器は操作パネルで設定すると75度のお湯まで出せるものでしたが、警察官が現場に到着した際にはそれほど高温には設定されていなかったということです。
事件の発覚当時、松原容疑者は「高温のシャワーで一緒に遊んでいた」と説明していて、警察が詳しいいきさつを調べています。

警察によりますと、調べに対し、松原容疑者は「熱湯を故意に浴びせていません」と話し、容疑を否認しているということです。


摂津市の3歳児殺害事件 逮捕の男 長時間熱湯浴びせ続けたか
09月23日 11時45分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210923/2000051654.html