三星バイオロジックスが、モデルナ製コロナ19ワクチンの大量生産を控えている中でも依然として国内で使えるかは不透明だ。
本格的な大量生産が目前に迫ったのに、まだモデルナ社からOKを貰えていない。
国内でモデルナ製ワクチンの完成品を作っても、韓国国民に接種できるかどうかを断言できないという意味だ。
政府は、三星バイオロジックスが生産するモデルナ製ワクチンを国内で使用する案について、モデルナ社と継続して協議しているという立場だ。

15日、関連業界によると、三星バイオロジックスは、当初の計画通りモデルナ製コロナ19ワクチンの商品生産を準備している。 現在、試作品を生産している段階だ。
三星バイオロジックスは、モデルナ社のmRNAコロナ19ワクチンの委託生産契約を今年5月に結んだ。
当時は、今年の第3四半期中にモデルナ製ワクチンの完成品を大量生産し始めると公表した。
第3四半期に大量生産を始め、累積で数億回分の量を作ると予告した。
このような生産計画は今でも有効だ。 つまり、今月中に本格的な商品生産が始まると見ることができる。

三星バイオロジックスの関係者は、「5月にモデルナ社との委託生産契約を締結後、本格的に商品生産を準備してきており、計画通り進行中だ」と言いながら、「顧客企業の製品であるだけに、具体的な大量生産の時期と規模は明らかにできない」と述べた。
三星バイオロジックスは、今月中にモデルナ製ワクチンの商品生産を開始し、2022年上半期にはmRNAの原液を生産できるよう平行して準備している。
国内初のmRNAワクチンの商品生産という意味だけでなく、三星バイオロジックスが抗体医薬品に続き、遺伝子治療剤へと事業領域を拡大するシグナルという点でも注目を集めている。

ただ、三星バイオロジックスがモデルナ製ワクチンの完成品を生産しても、国内のワクチン需給にどれだけ貢献するかは未知数だ。
三星バイオロジックスが生産したモデルナ製ワクチンを、国内で接種できるかどうかも確定していない。
三星バイオロジックスは委託生産を担当するだけで、ワクチン完成品の流通・販売・供給は全面的にモデルナ社が決める。 すなわち、すべての権利がモデルナ社にあるという意味だ。

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