「コロナ禍で客減り」料理に“麻薬” 中国

中国・江蘇省のレストランで、料理に使われていた麺の中から麻薬成分が検出され、店主が警察に拘束されました。中国では、新型コロナウイルスによる減収を補うため、麻薬成分を料理に混ぜるケースが相次いでいるということです。

中国・江蘇省のレストランで厨房(ちゅうぼう)に立つ制服姿の男性。料理を作っているかと思いきや、実は警察官です。
厨房で調べていたのは、なんと“麻薬”。料理の中に中毒性のある麻薬成分が混じっている疑いがあると客から通報があり、警察が捜査を行っていたのです。

材料などを検査した結果、料理で使われていた麺の中から麻薬成分を検出。さらに店内などから大量の麻薬成分入りの調味料が見つかり、店主は警察に拘束されました。

警察によりますと、「店主はコロナ禍で客が減って、店がもたなくなった」と動機を説明していて、中国メディアによりますと、この店では麻薬成分を使い始めてから収入が3割ほど増加したといいます。

中国では、新型コロナウイルスによる減収を補うため、麻薬成分を料理に混ぜるケースが相次いでいるということです。

https://www.news24.jp/sp/articles/2021/09/16/10940755.html