千葉県市川市の市役所の市長室にシャワー室が設置されて批判が出ていた問題で、市はこのシャワー室を新型コロナウイルスの患者を一時的に受け入れる施設に移設して医療従事者に活用してもらうことになりました。

市川市役所では去年10月、村越祐民市長の市長室のトイレの中に、「災害対応時に必要だ」として工事費およそ360万円をかけてシャワー室が設置されていたことが明らかになり、市議会がことし3月と6月の2回、撤去などを求める決議案を可決していました。

しかし村越市長は直ちには応じずその後も設置されたままとなっていましたが今月になってシャワー室は市長室から撤去され市の別の施設に移設されたことがわかりました。

移設先は市川市が新型コロナの患者を一時的に受け入れるため、市内にある「少年自然の家」の建物に16日開設する「入院待機ステーション」です。

もともとある風呂場の一角への移設工事がすでに終わっていて今後活動する救急救命士や医師らが使うことになるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210916/k10013261731000.html