>>585
従軍慰安婦の給料について詳しく書くと、従軍慰安婦の給料は現地通貨建ての軍票で支払われていた
これは例えばマラヤ・シンガポールであれば海峡ドル、ビルマはルピー、フィリピンはペソといった具合
これの1単位を1円の等価レートに固定したことから通称で「円」といわれたのであり、厳密には円ではない
ちなみに兵隊の利用1回あたりが1.5単位の現地通貨建て軍票
このうち従軍慰安婦の取り分は4~5割程度

当時日本の侵略支配下にあった外地は強烈なインフレを起こしており現地通貨1単位はその価値が暴落した
軍人は生活物資などを軍に供給されるので閉じた内部経済で生活できるが、軍属は外部経済に依存しなければならないため通貨価値の急激で大幅な下落はその生活に大きな影響を受ける
当時の各地のインフレ率はこんな具合
https://i.imgur.com/yEoWcST.png

強烈なインフレは現地生活に大きな影響を与えたとはいえ、日本内地に送金したら1単位1円の等価レートで交換できるんだからその分は価値が減じないのではないかというと、
しかしこれについては送金は現地預金69に対して1しか認められない等の規制があった
つまりこの場合、稼いだうちの1/70しか内地に送ることが出来なかったということだ
そして、やっとこ送金した財産の一部についても内地において預金凍結などの措置が取られたのである