山岡「今日は『最強のメニュー』を食べさせてやるよ」
栗田「ここは吉野家ね。わぁ、すごい人。全然座れそうにないわ」

客A「よーしパパ、特盛頼んじゃうぞー!」
客B「ワシは大盛つゆだくで」

山岡「まったく、情けない連中だ。150円引き如きで普段来てない吉野家とは」

客B「何だと!? 失敬な!」

山岡「150円やるから、その席空けてくれないか」

栗田「山岡さん!」

客B「ワシは大盛つゆだくを頼んだんだぞ」

山岡「アンタはそれを本当に食べたいのかい?」

客B「うっ・・・」

山岡「単につゆだくって言いたいだけじゃないのか」

客B「な、ならお前は何を注文するつもりだ」

山岡「まぁ見ててください。親父、大盛りねぎだくギョクだ」

栗田「えぇ!?」

山岡「ねぎだくというのは、ねぎが多めに入ってる。そのかわり肉が少なめなんだ」

客A「バカな・・・そんなものがうまいハズがない!」

客B「牛丼の主役はあくまで牛肉、ねぎは脇役に過ぎないということを知らんとは」

栗田(お客さんたちの言う通りだわ。それも大盛りギョクだなんて。。。山岡さん、どうしてしまったの?)

山岡「ご高説は十分です。まずは食べてもらいましょう。」

客B「まったくバカバカしい。。。(もぐもぐ)。。。こ、これは!!」

栗田「山岡さん、おいしいわ! これが最強の牛丼なのね!」

客A「おどろいた。。。これが同じ牛丼なのか?!」

山岡「最強だが、これを頼むと店員にマークされる危険も伴う諸刃の剣だ。まぁ素人にはお薦め出来ないね」

雄山「これが最強の牛丼だと? 士郎、お前はどこまで情けないやつなんだ」

山岡&栗田「海原雄山!!」