スペインの2人の教師が、生徒のいじめをサポートするために学校にスカートをはいて登壇したことで称賛を集めている。
 『El Pais』紙によると、5月初旬、ある生徒がアニメキャラがプリントされたスウェットシャツを着ていたところ、
同じクラスの男子に同性愛嫌悪的な差別用語で罵られたという事件が発生。 その男子はひどく動揺してシャツを脱いでしまったという。
 その一件を耳にしたマヌエル・オルテガとボルハ・ベラスケスは、生徒たちに「衣服に意味はなく、誰もが好きな服を着ていい」と説明。

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翌日、言葉は非常に人を傷つけることを生徒たちに教えるため、マヌエルはブルーのオーバーオールのスカートを、
ボルハはチェックのキルトをはいて授業に現れた。

彼らが態度で表明したことで、生徒たちに変化が現れ、お互いをもっと尊重するようになっているという。

しかし、マヌエルとボルハはさらなる行動が必要だと考えている。

これは、「#LaRopaNoTieneGenero(服に性別はない)」というムーブメントの中で起こった出来事。

この運動は、スカートをはいて登校したことで学校を退学になった15歳の少年ミケル・ゴメスに連帯して、2020年10月からスペインで始まった。


ミケルに賛同した男子生徒たちもスカートをはいて登校

ミケルがTikTokで伝えたストーリーに多くの男子が賛同し、スペイン中の男子生徒が11月4日、スカートをはいて登校。
多くがその模様をソーシャルメディアに記録して抗議した。

それから何カ月も経った今も、マヌエルやボルハのような人たちのお陰で、ムーブメントはますます盛んになっている。

アニメキャラプリントでいじめ…男性教師がスカートをはいて学生をサポート「#服に性別はない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9df382acb9c8a600838bcda9f972d82c2392cd00