村岡由梨の映像作品「透明な私」が第 67 回オーバーハウゼン国際短編映画祭インターナショナル・コンペティションにてグランプリ(Grand Prize of the City of Oberhausen)を受賞!

オーバーハウゼン国際短編映画祭は 1954 年に創設され、毎年ドイツ・オーバーハウゼンで行われる世界最古の短編映画祭の一つで、各国から 6,000 件以上の応募作品が集まり 18,000 人の観客を動員する映画祭です。

様々なジャンルから前衛的、実験的な作品に特に注目することで知られています。本年度は新型コロナウィルスの感染拡大によりオンラインで開催しました。

『透明な私』作品紹介

2020 年、世界中が「変化」を余儀なくされた年に、自分の中で変わったもの、変わらないものを確かめたくて書いた詩「透明な私」を元に制作。私が着けた白いマスクは、私のこれまでを映すスクリーンになった。統合失調症を患う私を、時に苦しみ傷つきながら支えてくれる家族。
野々歩・由梨・眠・花。「自分とは何者なのか」その答えを探しながら私たち4 人は、今日を懸命に生きていく。自作の詩をモチーフにし、自身が出演、撮影、編集を手がけた実験的な映像作品。

村岡由梨監督の受賞スピーチ

村岡由梨です。
この度は素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。
これが夢ではないなんて、信じられません。
今の私の気持ちをうまく表現する⾔葉が⾒つかりません。
世界が厳しく困難な状況に直⾯する中、オーバーハウゼンのように、⼤きく歴史のある映画祭が私の、ささやかで個⼈的な作品に注⽬したことには⼤きな意味があると思っています。
審査員の皆様とフェスティバルチームに深く感謝いたします。
そして、いつも私をサポートし励ましてくれる家族に、この作品を捧げます。
私の次の作品にご期待ください。
ありがとうございました

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