川崎市が11日発表した2020年国勢調査の速報によると、市の人口は153万9081人で過去最多となった。
戦後に人口が上昇に転じた1950年(昭和25年)調査から数えて15回連続の増となり、50年当時の人口約31万9000人の5倍近くに増えた計算だ。


 大規模マンションの開発や若い世代の流入を背景に、人口は5年前の前回調査から6万3868人(4・3%)増えた。7区の比較では、中原区が人口26万3785人となり、前回からの増加率は6・6%で、いずれもトップだった。

 市内の世帯数も74万6866と過去最多になる一方、1世帯の平均人数は2・06人と過去最少を記録し、世帯の小規模化も進んだ。
特に川崎区(1・89人)、中原区・多摩区(ともに1・96人)は2人台を割り込んでいる。市統計情報課は「核家族化が進むほか、単身者の転入が増えているため」とみている。


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