米最大級の石油パイプライン(油送管)がサイバー攻撃を受けて操業を一時停止した問題で、
複数の米情報セキュリティー会社が14日、実行犯のハッカー集団「ダークサイド」が活動停止を表明したとの分析結果を示した。
ダークサイドは、正体不明の司法当局によって情報インフラが遮断され、活動できなくなったと訴えているという。

 情報セキュリティー企業「インテル471」のブログによると、ダークサイドが13日、ハッカーなどの関係先に運営を取りやめると通達。
ダークサイドと同様の手口で企業に金銭を要求する、別のハッカー集団も休止を表明した。

 ハッカー集団は、サイバー攻撃を加えた企業の情報を公開する掲示板や、窃取データを送受信するネットワークに接続できなくなったと主張。
企業などから脅し取った暗号資産(仮想通貨)が取引所から抜き取られたと訴えているという。

 ただインテル471は、今後も水面下で活動を続けたり、別の名称に変えて犯行を再開したりする可能性が高いと分析している。

ハッカー集団が活動停止表明 米油送管攻撃のダークサイド 情報インフラ「遮断された」
https://www.sankei.com/world/news/210515/wor2105150005-n1.html

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