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 西日本ジェイアールバス(大阪市此花区)は13日、大阪北営業所の男性運転士(45)が、約5時間にわたってイヤホンを着けて高速バスを運転していたと発表した。音楽を聴いたり、歌っていたりしたという。

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 同社によると、この運転士は大阪駅JR高速バスターミナル(大阪市北区)を3日夕に出発したJR松山支店(松山市)行きの高速バス「松山エクスプレス17号」に1人で乗務していた。乗客は6人だった。

 JRなんば(大阪市浪速区)を出発した午後6時すぎから、松山市内で高速道を降りるまでの約5時間、バス停での接客や休憩の時間を除いて、イヤホンを着けていた。音楽を聴きながら運転し、歌っていた時間もあったという。乗客からその日のうちに「運転士が歌いながら運転しており不快だった」との指摘があり、判明した。

 運転士は「眠気を防止するためだった。過去にも同様の行為はしていた」と話しているという。同社は集中力を低下させ、安全を脅かす可能性のある行為と捉え、運転業務から外し、社内処分を検討している。(鈴木智之)