https://news.yahoo.co.jp/articles/91b768da3d3115b04c22741b9fca2bfdd37b48e7

21日の寛勲クラブ招請討論会でチョン・ウィヨン外交部長官が大統領府国家安保室長時代、
日本軍「慰安婦」被害者問題を解決するため、「極めて現実的な代案」をまとめ、日本側と数回協議を行ったが、
「一貫して自分の主張を押し通す」日本側の「交渉態度にかなり驚いた」と明らかにした。

チョン長官は21日午前、ソウルプレスセンターで開かれた寛勲クラブ招請討論会で「文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、
慰安婦被害者問題を解決するためにいかなる努力をしてきたのか」という質問を答える過程でこのように述べた。

チョン長官は2015年の韓日政府間合意の枠組みを壊さずに被害者が受け入れることができる
「非常に現実的ないくつかの案を日本側に提示した」と明らかにした。ところが「(韓国側の案を持って)行く度に、『受け入れられない、もっと良い代案を持って来い』と言われた」とし、
日本側が「(協議に)少し進展が見られれば、進展したものは受け入れたうえで、『これでは足りない、もっと(良い案を)持って来い』」と要求したと明らかにした。
チョン長官はまた、「安保室長時代、この問題を解決するために何度も非公開で日本に行き、
日本の高官と協議を行った。そのたびに非常に現実的な案を提示したが、日本側の交渉態度にかなり驚いた」と述べた。
チョン長官は日本側が「一貫して自分の主張を押し通した」とし、これは「交渉する気がないことを示すもの」だと解釈した。
また日本政府が「政府間合意を守らない場合は、韓国が国際法に反することになる」という「理屈に合わない主張」を展開し、
あちこちで韓国政府を罵倒していると指摘した。
「慰安婦」被害者問題の根本原因と基本的な性格を踏まえたうえで、
「果たして日本にそのような資格があるのか」と問い返す場面もあった。チョン長官は日本にどのような提案をしたかについては明らかにしなかった。