2月1日のクーデターで政権を奪取した国軍が、抗議活動を続ける市民への実弾発砲などを続けるミャンマー。
情勢は日に日に混迷の度が深まり、打開へ向けた一筋の燭光すらまったく見えない状況が続いている。

そんななか4月9日、中心都市ヤンゴンの北に位置する古都バゴー市で、デモに参加していた市民を国軍が包囲し、銃火器などを発砲。
その結果これまでに少なくとも80人以上が死亡し、200人以上が行方不明となる惨事が起きた。

これは地元のメディア「イラワディ」や米政府系放送局「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」、
オンラインメディア「ミャンマー・ナウ」などが11日に伝えたもので、
鎮圧では銃器以外に対戦車用のロケット砲や迫撃砲まで使用されたといわれ、
もはや「デモ鎮圧というより国軍事的攻撃」による「市民の虐殺」との指摘が強まっている。

ロケット砲で80人以上が死亡、200人以上が行方不明か 内戦の危機迫るミャンマー情勢
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/80200.php