厚労省 送別会参加の3人 新型コロナ感染確認 感染経路調査

3月、都内の飲食店で厚生労働省の老健局の職員20人余りが参加して送別会を開いていた問題で、このうち3人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。老健局では合わせて6人の感染が確認され、保健所が感染経路を調べています。

厚生労働省の老人保健課は、3月24日、都が営業時間を午後9時までに短縮するよう要請するなか、都内の飲食店で送別会を開き、23人が出席しました。

一部の職員は深夜まで店に残り、課長が事実上、更迭され、田村厚生労働大臣も大臣給与2か月分を自主返納しています。

厚生労働省によりますと、送別会に参加していた職員のうち3人が、新型コロナウイルスに感染していたということです。

▽このうち1人は4月1日付けで転出した元職員で、このほか、▽送別会に出席していない同じ課の職員2人と、▽老健局のほかの課の職員1人の感染が確認されたということです。

職員たちは4月3日以降、順次、発熱などの症状が見られたということで、厚生労働省は感染と送別会との関連は不明だとしています。

現在、保健所が感染経路を調査中で、ほかにも老健局の職員2人が発熱などの症状を訴えて検査を受けているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012962331000.html