新潟県加茂市の藤田明美市長は5日に今年度初の定例会見を開き、ロシア男女体操チームのオリンピック事前合宿の中止についてなどの発表を行った。主な内容は以下の通り。

◎ロシア男女体操チームのオリンピック事前合宿の中止について

6日、ロシア体操連盟のバシーリ・チトフ会長名で「代表選手チームの加茂市での事前合宿は行わずに、直接東京に向かうことを決断した」とする文書が同市に届いた。

中止の理由は、合宿による感染リスクが大きく、最悪の場合にはオリンピックの出場が出来なくなる恐れがあるため。

同市では2019年7月にオリンピックの直前合宿をスムーズに行うための合宿を受け入れ、同年11月に来日したロシア体操連盟のチトフ会長と事前キャンプに関する覚書を結んだ。この覚書に基づき、今年はオリンピック前の7月11日から27日に選手、スタッフ等で総勢42名が加茂市に訪れる予定であった。

このことを受け藤田市長は、「合宿の中止によりロシア体操チームの選手・コーチとの交流が出来なくなり、非常に残念に思う。今後は、ホストタウンとして市民の声援を届けるようにしたいと思っている」とコメントした。

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