「私にとって韓国は父の国、日本は母の国です。父と母が仲良く過ごすことを望むのが息子の気持ちではないでしょうか」

 朝鮮陶工の子孫で、薩摩焼を通して韓日関係に寄与してきた第15代沈寿官が、駐鹿児島名誉韓国総領事として活動を開始した。

■韓国人が好きな国1位は米国、日本は?

 鹿児島県日置市美山の沈寿官窯で6日に開かれた名誉総領事館開館式典には、塩田康一・鹿児島県知事をはじめ地域の主な
人物が多数出席した。NHKや朝日・毎日新聞などおよそ20の日本メディアも取材を行った。

 韓国政府を代表して出席した李熙燮(イ・ヒソプ)福岡総領事は「1998年に金鍾泌(キム・ジョンピル)首相、2004年に
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が鹿児島を訪問したのは、沈寿官窯があったから」とし「今後も沈寿官窯が続いて
韓日をつなぐ懸け橋の役割を果たしてくれることを望む」と語った。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/07/2021040780090.html