米アンカレジでの米中会談冒頭からのまさかの激突など、米中対抗のトーンは高まる一方だが、
東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の有識者等1000人余を対象にした最近の調査で、
双方の対外的影響力が関わる興味深い結果が出た。

 「選択を迫られたら、米中どちらの側に立つか」の問いに、「米国」を選んだ回答が前年を7.9ポイント上回る
61.5%に達したのである。

 シンガポールのシンクタンク、ユソフ・イシャク研究所が実施したもので、2月に結果を公表した。国ごとの
動静を見ても、7カ国で「米国」の選択が過半数を占め、前年の3カ国から大きく増加。米国の浮上、
中国の低迷が鮮明なコントラストをなしている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021040200697&;g=int