台湾脱線事故で蔡英文政権批判も
運営主体の管理問う声

 【花蓮共同】台湾で50人が犠牲となった特急列車脱線事故を受け、運営主体の台湾鉄路管理局(台鉄)の管理体制を問う声が上がっており、監督する立場の蔡英文政権への批判に発展する可能性もある。蔡総統は3日、現地入りして犠牲者の家族や被害者を見舞って寄り添う姿勢をアピール、事故に絡めた批判をかわす狙いだ。台鉄の改革を求める声も高まっている。

 事故は2日午前に発生し、負傷者も日本人2人を含む178人に上った。検察当局などは、列車と衝突したトラックを適切に停車せず事故を招いた疑いがあるとして、建設業者の責任者らから事情を聴き、原因究明を進めている。

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