日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2020年末時点における在留外国人数に関する統計によると、同時点の日本における在留ベトナム人数は44万8053人で、2019年末時点と比べて+8.8%(+3万6085人)増加し、過去最高を更新した。上位10か国のうち前年末比で人数が増加したのはベトナムのみ。

 在留ベトナム人の構成比は全体の15.5%で、国籍・地域別で中国の77万8112人(構成比27.0%)に次いで2位となり、2位を堅持していた韓国の42万6908人(同14.8%)を初めて抜いた。在留ベトナム人数は、2008年末の4万0524人から約11.1倍に増加している。

 在留ベトナム人44万8053人のうち中長期在留者が44万8050人、特別永住者が3人。中長期在留者の在留資格は以下の通り。

◇技能実習:20万8879人(前年末比▲4.5%減)
◇留学:6万5653人(同▲17.2%減)
◇技術・人文知識・国際業務:6万1181人(同+18.3%増)
◇特定活動:4万1331人(同+551.0%増)
◇家族滞在:2万5961人(同+20.1%増)
◇永住者:1万8472人(同+7.5%増)
◇定住者:5739人(同+1.6%増)
◇日本人の配偶者等:4983人(同+8.3%増)
◇その他:1万5851人(同+131.7%増)

 在留外国人の総数は288万7116人で、2019年末時点と比べて▲1.6%(▲4万6021人)減少した。このうち中長期在留者数が258万2686人、特別永住者数が30万4430人となっている。在留カードおよび特別永住者証明書上に表記された国籍・地域の数は194(無国籍を除く)。

 在留外国人の多い上位10か国・地域と人数、増減は以下の通り。

◇中国:77万8112人(前年末比▲4.4%減)
◇ベトナム:44万8053人(同+8.8%増)
◇韓国:42万6908人(同▲4.4%減)
◇フィリピン:27万9660人(同▲1.1%減)
◇ブラジル:20万8538人(同▲1.5%減)
◇ネパール:9万5982人(同▲0.9%減)
◇インドネシア:6万6832人(同▲0.0%減)
◇台湾:5万5872人(同▲13.7%減)
◇米国:5万5761人(同▲5.8%減)
◇タイ:5万3379人(同▲2.6%減)

https://www.viet-jo.com/news/statistics/210401172819.html