https://news.yahoo.co.jp/articles/80312cf56af17b3949fa482108165c0c29f7614b
〈陰部に電動マッサージ器を挿入するなどの暴行を加え、その反抗を抑圧して同人と口腔性交し〉――3月15日の判決公判で読み上げられたのは、吐き気を催すような犯行態様だった。

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 およそ教職者とは思えない、獣のごとき犯行に及んだのは、静岡県沼津市にある市立中学で教頭を務めていた山本英仁(53)である。

 昨年9月、あらかじめレンタカーに偽造のナンバープレートを取り付け、当時12歳だった中学生の少女を自宅付近で待ち伏せした山本。少女が帰ってくると、「荷物を運ぶのを手伝ってほしい」と嘘を言って車に誘った。そして、隙を見て彼女の手足をロープで縛り、口に粘着テープを貼った山本は、自分が管理する山小屋に彼女を監禁。服を脱がせると、〈陰部を直接指で弄ぶなどの暴行を加え、(中略)強制的に口腔性交し〉(判決文より)、その様子を携帯電話で撮影した。

 警察がこの事件の証拠品を調べる中で浮上したのがもう一件の犯行である。こちらの被害者は当時13歳だった少女。2017年8月、「母親の承諾は取ってある」と嘘を言って自分の車に乗せ、車内にて冒頭で触れたようなおぞましい犯行に及んだ。さらにその様子を携帯電話で撮影し、事件のことを話したら「動画をばらまく」と脅したのだ。

 山本と彼女は、過去に児童相談所勤務時の担当者として接点があった。また、山小屋に監禁された少女とは、勤務していた中学校の教員として面識があった。そのため、おそらく全く警戒心を抱かずに山本の誘いに応じたであろう彼女たちは、その獣のような本性を目の当たりにした時、どれほどショックを受けただろうか。「動画をばらまく」と脅されていた少女は「死んで償ってほしい」と公判で意見陳述したが、下された判決は懲役12年だった。