【サンパウロ時事】保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(67)は、
28日に放送されたCNNブラジルとのインタビューで、「いつの日か国際刑事警察機構(ICPO)の
国際手配が取り下げられると期待している」と語った。また、日本の司法制度については
「『ギブ・アンド・テーク』(司法取引)が存在しない」と批判した。

 ゴーン被告はブラジル生まれで、同国籍を保有している。2019年末の逃亡劇をめぐって「日本
(の当局)はとても組織立っており、それ故にとても(行動を)予見しやすい。非常にシンプルに、
素早く出国した」と語り、脱出が比較的容易だったと明かした。

 ただ、逃亡の手法については「当時私を助けてくれた人たちを危険にさらすことになりかねない」と述べ、
詳細には触れなかった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032900707&;g=int
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