「俺たちのワークマンを返して!」

1980年に「職人の店 ワークマン」として
群馬県・伊勢崎市から出発したワークマン。
工場や工事現場などで働く人に向けた作業服・
作業用品の専門店として、全国の郊外エリアで
店舗網を拡大してきた。

歌手・吉幾三さんを起用したCMでも知られ、
「現場の味方」というイメージも強かった。

しかし、14年には吉さんのCMが終了し、
以降はウエアのカジュアルさをアピールしたCMに。
その後も、18年にはアウトドア・スポーツウエアを中心とした
「ワークマンプラス」を初出店し、19年にはワークマンのウエアを
着たモデルが、大雨や強風を再現したランウェイを歩く
「過酷ファッションショー」を実施。
20年からは「#ワークマン女子」の展開を始めるなど、
一般層への間口を広げてきた。

一方で、急激なブランドイメージの転換によって、
ネット上では戸惑いの声もあがっているのも事実だ。

「すっかり一般客対象のお店に変わっていて、職人の店じゃなくなってる」
「昔のワークマンの方がよかった」 「吉幾三はどこいったんだよ」

また、既存のワークマンにも従来とは異なる客層が流入したことで
「店に入りづらくなった」とする声や、客数が増えたことで
「混んでいて駐車場に車を停められない」といった指摘も聞かれている。

こうした声は、経営陣の元に届いているのだろうか。
土屋専務に聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「ネット上で『【悲報】俺たちのワークマンはどこへ行った』
のような反応があることは、もちろん認知しています」

「『#ワークマン女子』をやるから、(従来の)作業客向けの
対策をやらないんじゃないか、というのは全く逆です。
うちは『目標のない会社』としてやっていますが、
駐車場の問題はお客様にご迷惑をおかけしている以上、
目標を持って改善する必要があると考えています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c16c2389c3ce363bf697095c54cee27bbe7a971?page=2