日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けした疑いで逮捕されたアメリカ人親子が、
容疑を認めたうえで、「妻のキャロル容疑者にだまされた」と話していることがわかった。

アメリカ軍の特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー容疑者(60)と息子の
ピーター容疑者(28)は、2019年12月にゴーン被告のレバノンへの逃亡を手助けした疑いが持たれている。

東京地検特捜部の調べに対し、2人は、ゴーン被告の妻、キャロル・ナハス容疑者から、知人を通じて
逃亡を手助けする依頼を受けたと説明し、容疑を認めているという。

また、自身らが拘置所に勾留されている現状から、日本の刑事司法制度を評価し、「キャロル容疑者から
『夫は日本の拘置所で拷問を受けた』と聞いていたが、だまされた」と供述しているという。
https://www.fnn.jp/articles/-/158314