福島県須賀川市の中古車販売店で2月、経営者の佐久間剛さん(37)(鏡石町旭町)が射殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同市岡東町、
無職佐藤勝久容疑者(60)が事件前、佐久間さんや近隣の住民に、一方的に様々な苦情を伝えていたことが、
捜査関係者への取材で分かった。佐久間さんには、自動車整備の音などについて苦情を伝えていたという。


 また、中古車販売店と佐藤容疑者が住むアパートは道路を挟んで向かい合う位置関係で、捜査関係者などによると、佐藤容疑者は
アパート2階のベランダにビデオカメラを設置。真下に駐車している自分の車を撮影して監視するなど、周囲を過度に警戒していた。

 佐藤容疑者と佐久間さんは、近所で互いに面識がある程度で深い交友関係はなかったといい、県警は18日、佐藤容疑者を殺人容疑で
福島地検郡山支部に送検し、事件が起きた背景を慎重に調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210320-OYT1T50119/