【北京共同】中国国営メディアは19日、米アラスカ州で開かれた米中外交トップ会談を、「非礼」な
米国を中国が厳しく説教する構図で伝えた。習近平指導部は、米国に譲歩して歩み寄っているとの
批判が国内で出ないよう神経をとがらせているとみられる。一方で、対話継続への意欲もにじませた。

 中国外務省の趙立堅副報道局長は19日の記者会見で、会談で米中高官が非難の応酬と
なったことに、非公開の部分が“本番”だと指摘、関係修復への期待を示した。

 国営通信、新華社は、米側が会談冒頭で決められた時間を超えて発言し中国を非難したため、
中国側が「外交儀礼に反する」と抗議したと報道した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/92522?rct=world