※中国での通称「万噸大駆」1万トン級大型駆逐艦の事
※搭載する346B型AESAは複合バンド(X、S、C)で、F-35等のステルス性能を完全に無効化する
※艦名「ラサ」はチベットの都市で、逆シャアでシャア・アズナブル氏がフィフス・ルナ落としたとこ

中国海軍が誇る055型駆逐艦の3番艦が就役、2023年末までにあと5隻就役予定

中国海軍は今月3日、艤装中だった駆逐艦「Type055」の3番艦ラサを正式に就役させたと報じられている。

中国海軍は駆逐艦「Type052C(蘭州級)」や「Type052D(昆明級)」の開発過程で米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦の模倣を終え、その後継艦として開発された「Type055」はタイコンデロガ級巡洋艦に匹敵する大きさと垂直発射装置(計112セル)を備えており、
一新されたセンサー群は3種類の異なる周波数帯(S/C/X)を同時に使用して脅威を検知するため性能的にAN/SPY-1と同等もしくは上回っている可能性もあるらしい。
さらに2種類の艦対空ミサイルのHHQ-9A(長射程・低空目標は苦手)とHQ-16(中射程・低空目標が得意)の実用化で中国海軍の宿願であった艦隊防空の多層化が達成されており、今後編成される空母打撃群に必要不可欠な存在で
2020年1月に1番艦「南昌」、2020年12月に2番艦「大連」、2021年3月に3番艦「ラサ」が就役、残り5隻(進水済み)も2023年末までに就役する予定だ。

計画中の第2バッチ(計8隻)と合わせると中国海軍は2020年台中に16隻のType055を海に浮かべる計算で、フェーズドアレイ・アンテナと垂直発射装置を備え「中華イージス」と呼ばれるType052C×6隻やType052D×17隻(残り8隻も2022年までに就役予定)まで含めれば中国海軍の近代的な駆逐艦は49隻まで増えるため米海軍の68隻に迫る勢いだ。
さらに米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦は2030年台に突入すると68隻+8隻−21隻=55隻(+タイコンデロガ級巡洋艦)まで規模が縮小する。
補足:22隻運用中のタイコンデロガ級巡洋艦は2022年〜2026年までに11隻退役させることを提案中

https://grandfleet.info/china-related/chinese-navy-commissions-type-055-destroyer-no-3/