小泉進次郎環境相は18日、中高生や大学生とプラスチックごみ問題を巡りオンライン形式で意見交換した。無料配布しているプラ製スプーンの有料化などを念頭に置いた新法案に対し、若者は「規制だけではなく、ほかの対策も取るべきだ」と提言した。

今国会に提出した新法案は、プラ削減のため、スプーンやフォークを多く提供するコンビニや飲食店に何らかの対策を求めている。小泉氏は「有料提供にするコンビニもあるかもしれないと話したら(インターネット上で)炎上した」と説明。環境省によると、苦情の電話が相次いでいるという。

若者は有料化に理解を示す一方、影響力の大きい著名人を通じてライフスタイルの転換を促したり、プラごみによる海洋汚染を啓発したりすべきだと提案。小泉氏は「大切なことだ」と応じた。

若者との意見交換は、政策をアピールする狙いもあり、今後も開く。(共同)

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