中国指導部 海洋進出など日米の懸念受け日本大使を非難

日本とアメリカが、中国の海洋進出や人権問題に強い懸念を示したことについて、中国共産党指導部の一員である、天津市の李鴻忠書記は北京駐在の垂秀夫大使に対し、両国関係を破壊するものだと強く非難しました。

日米両政府は16日、都内で外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」を行い、中国の海洋進出や人権問題などを強い表現でけん制しました。

これについて、中国共産党指導部トップ25人の政治局委員の一員である、天津市の李鴻忠書記は18日、地方視察で天津を訪れた北京駐在の垂秀夫大使との会談で、
「公然と中国の内政を非難し、香港や新疆ウイグル自治区、台湾をめぐる問題に干渉するものだ。現在改善しつつある両国関係を著しく破壊するもので、極めて残念だ」と述べ、強く非難しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012923151000.html