米中激突「アラスカ会談」は中国に軍配か
バイデン政権内に「ジェノサイド」解釈で統一見解なし
略
トランプ前政権から引き継いだ「負債」がブリンケン米国務長官の肩に重くのしかかっているからだ。
バイデン政権は、対中戦略の主柱に人権を据えている。その一つが習近平政権による新疆ウイグル族弾圧政策に対する激しい非難だ。
しかし、トランプ大統領は2019年6月、大阪で開かれたG20首脳会議の合間に習近平国家主席に会った際、こう発言していた。
「あなたが新疆ウイグル族を収容する施設を建設することは正しいことだから進めるべきだ」
この発言は、当時大統領国家安全保障担当補佐官だったジョン・ボルトン氏が著書『The Room Where It Happened: A White House Memoir』(邦題:ジョン・ボルトン回顧録:トランプ大統領との453日)で暴露されている。
会談はトランプ氏と習近平氏だけの差しの会談だったが、ボルトン氏は通訳から聞いたという。
続く
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64478