710年の朝貢の儀式では、天皇が大極殿に出御し、エミシとハヤトを参列させた。

その時の様子は、皇城門外の朱雀路の東西に騎兵が整列する中、左右の将軍・副将軍がエミシとハヤトを率いて行進するという
一種の見せ物的なパレードであった。(『続日本紀』和銅3年正月元日の条)

エミシとハヤトは「蛮夷」とされ 天皇の権威と支配拡大の誇示に 屈辱的な形で利用されたのである