実車試験対象、年15万人 信号無視など違反歴 
来年から、高齢運転者対策・警察庁

警察庁は11日、事故が相次ぐ高齢運転者対策として、
2022年6月までに導入する実車試験「運転技能検査」
の内容を盛り込んだ報告書をまとめた。

75歳以上で過去3年間に信号無視など
一定の違反歴のある人が対象となり、
試算では年15万3000人に上る。

技能検査は運転免許証の更新時に、
自動車教習所などのコースを走行し、
一時停止や右左折といった課題を実施する。
危険な運転をすれば減点される方式で、
70点以上(二種免許は80点以上)で合格する。
赤信号の無視などは即不合格となる。

免許証の更新期間内に繰り返し受検できるが、
合格しなければ更新できない。
試算では年3万5000人が1回目で不合格となる。

過去3年間に信号無視のほか、
▽逆走▽追い越し車線での長時間走行▽速度超過
▽禁止場所での横断や転回▽遮断踏切立ち入り
▽交差点での右左折時のルール違反
▽交差点で他の車両の進行を妨害▽横断歩行者の妨害
▽踏み間違いや安全不確認▽携帯電話使用―
の11類型のいずれかの違反をした人が対象となる。 

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https://news.yahoo.co.jp/articles/a9247072c14259b9abceee290d1f30fee74ab283