総務省が29日発表した2020年12月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比横ばいの2.9%だった。QUICKがまとめた市場予想の中央値(3.0%)を下回った。総務省の担当者は「完全失業率は横ばいだが、就業者数は減少、完全失業者数は増加しており、いずれも悪い方向」との認識を示した。

完全失業者数(同)は前月比6万人増の204万人だった。勤め先などの都合による「非自発的な離職」は前月と同数、自己都合による「自発的な離職」は3万人増、「新たに求職」は1万人増だった。

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