アフリカ南東沖に浮かぶマダガスカル島にて、「世界最小のカメレオン」が新たに発見されました。
これまでの最小記録は、9年前に記載された「ミクロヒメカメレオン(Brookesia micra)」の29ミリでしたが、今回見つかった種は21.6ミリを記録しています。

ミクロより小さいことから、本種は「ナノヒメカメレオン(Brookesia nana)」と命名されました。
研究はドイツ・ポツダム大学、ミュンヘン動物学収集博物館により、1月28日付けで『Scientific Reports』に掲載されています。

※中略

オスの個体を詳しく調べてみると、驚くほど大きな生殖器をもっていることが判明しました。
カメレオンは「半陰茎(ヘミペニス、hemipenis)」と呼ばれる生殖器をもち、ヘビやトカゲなどの有鱗目に特有のものです。
半陰茎は、普通のペニスとは違って左右に分かれ、普段は保護のため体内に隠しており、交尾のときに体外に出します。
ヒメカメレオンの半陰茎を測定した結果、なんと全長の約18.5%を占めていました。

イカ略
https://nazology.net/archives/81883

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