19日正午ごろ、宮城県大崎市の東北自動車道の下り線で、雪の影響とみられる多重事故が起き、60代の男性1人が死亡、10人が病院に搬送されうち2人が大けがをして手当てを受けています。
事故はおよそ140台が関係していて、警察などが車両の撤去や移動の作業を進めています。

19日午前11時50分ごろ大崎市古川の東北自動車道下り線で、雪の影響とみられる複数の事故が起きました。

警察によりますと、これまでに60代の男性1人が死亡し、10人が病院に搬送されうち2人が大けがをして手当てを受けています。

現場は古川インターチェンジと長者原サービスエリアの間で、およそ900メートルにわたって多くの車両が動けなくなり、事故に関連するのはおよそ140台に上りました。

警察などは現場の北と南の両側から車両の撤去や移動を進めています。

現場の周辺は畑や田んぼが広がる地域で、東日本高速道路によりますと、当時は風や雪のため見通しが利かない、いわゆる「ホワイトアウト」の状態でした。

東日本高速道路は事故のおよそ1時間半前の午前10時25分から現場周辺を含む岩手県から福島県にかけて東北自動車道の上下線で、時速50キロの速度規制を行い、電光掲示板でも走行の注意を呼びかけていました。

東北自動車道は宮城県の築館インターチェンジと大和インターチェンジの間の上下線で通行止めになっていて、警察によりますと19日中の解除は難しい見通しだということです。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210119/k10012822221000.html
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