富山、弁護側は強盗殺人罪を否定

富山市の交番で18年6月、警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が射殺された事件で、強盗殺人や殺人などの罪に問われた元陸上自衛官島津慧大被告(24)の裁判員裁判初公判が14日、富山地裁で開かれた。被告は人定質問や起訴内容の認否について黙秘した。

 被告の弁護側は「拳銃を奪おうとする意思は殺害行為の後に生じた」として警察官への強盗殺人罪の成立を否定し、警備員への殺人罪などについては起訴内容を認めた。

 これまでに検察側と弁護側それぞれの求めで、計2度の精神鑑定が行われており、刑事責任能力の有無や程度が争点になるとみられる。
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