日本ハム・斎藤、コロナ禍の高校野球に祈り「甲子園が斎藤佑樹を生んでくれた」

昨年10月の右肘じん帯断裂から復帰を目指す日本ハムの斎藤佑樹投手(32)がリハビリを行っている千葉・鎌ケ谷の2軍施設で
本紙の単独インタビューに応じた。

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日本ハム・斎藤佑樹、単独インタビュー「迷っている時間なんてありません」必ず1軍のマウンドへ
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/01/10/kiji/20210109s00001173542000c.html


【取材後記】

昨年はプロ野球に限らず各業界が新型コロナウイルスに振り回され、高校野球は春夏の甲子園大会が中止となった。
その話題になると斎藤も「何と言っていいのか…」としばらく沈黙し「悲しいとか、悔しいとか、言葉で簡単に流せないことが起きてしまった。
最後の夏に勝敗を決めることも許されなかった3年生のことを思うと…」と言葉を絞り出した。

全国に「佑ちゃんフィーバー」を巻き起こしたのは06年夏。全国のファンが斎藤が投じる白球に夢を乗せ、斎藤もその期待に応えた。
「“甲子園が斎藤佑樹を生んでくれた”と思っています」と何年が経過しようが聖地への思いは変わらない。

「去年のような形で球児が涙を流す姿を見るのは本当につらかった。今年は何とか開催してもらいたいです」。
祈るように語っていた表情が印象的だった。(16〜19年日本ハム担当・山田 忠範)

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