米バイデン次期大統領 新政権の陣容固まる 商務長官を発表

アメリカのバイデン次期大統領は、中国とのハイテク分野の競争で重要な役割を担う商務長官に、東部ロードアイランド州で経済開発を推し進めてきたジーナ・レモンド知事を起用するなどの人事を発表し、新政権の陣容がおおむね固まりました。
バイデン次期大統領は7日、新たに経済分野の残るポストの閣僚らの人事を発表しました。

このうち商務長官には、東部ロードアイランド州の知事で、インフラ投資や中小企業開発を推し進めてきた、ジーナ・レモンド氏を指名するとしています。

商務長官は中国との間で激しくなるハイテク分野の競争力の強化に向けても、重要な役割を担うことになります。

また、労働長官には、労働組合出身で現在、ボストン市長を務めるマーティン・ウォルシュ氏を指名するとし、新型コロナウイルスの影響で悪化する雇用環境を改善させるとしています。

これで今月20日のバイデン次期大統領の就任に向けて、主要ポストが出そろい、新政権の陣容がおおむね固まりました。

閣僚人事は議会上院での承認を必要としますが、ジョージア州の決選投票の結果、民主党が事実上の多数派になることが確実となり、バイデン次期大統領にとってプラス要素となりそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210108/k10012803691000.html