記者:これも中国人コックから聞いた話だけど、「最近は中国野菜の方が、日本産の野菜よりもよほど安全だ」と言っていた。日本に輸出される中国野菜は、中国側と日本側の双方で、厳しい安全基準を通過してやって来る。
ところが日本の農家は、高齢化が甚だしくて、労力不足からやむなく農薬に頼らざるを得ない。だから日本産の野菜は、しっかり洗ってから調理しているというの。今月上旬に福岡市が、「出荷した春菊から基準値の180倍の農薬が検出された」と発表した時、行きつけの中国料理店の中国人コックに聞いたら、そんな話をしていたわ。

■ 日本の反中意識の高まりに驚愕

 社長:この頃は確かに、いろんなところで両国の逆転現象が起きているね。私が取り扱っている電機製品も、いまや中国製の方が日本製よりも性能がいい。携帯電話なんか完全に逆転してしまった。日本人はファーウェイについて悪く言う人が多いけど、ファーウェイ製品のレベルなんか、いまの日本企業ではとても作れない。

 それから、両国の逆転と言えば、物価だね。いまや日用品から食品まで、東京よりも上海の方が高い。もちろん不動産もだ。5年くらい前から、上海から東京に降り立つと、「田舎にやって来たな」と感じるようになった。

 記者:ただ、この一年は、日本人の「反中感情」の高まりもひしひしと感じたわ。昨年までは、年間1000万人近い中国人観光客が来日したりして、東京のどこを歩いていても中国語が聞こえてきたので、あまり外国に住んでいるという実感がなかった。

 でも今年は、中国人観光客も消え、政治的にも両国は対立した。先月、「言論NPO」が発表した世論調査で、中国に「良くない」印象を持つ日本人が、前年比5ポイント増の89.7%!  私の肌感覚では、6割くらいかなと思っていたので、9割もの日本人が「反中」という結果には、大きなショックを受けたわ。

 社長:日本は、アジアの富裕層の移民受け入れを、真剣に考えた方がいい。何より所得税が高すぎるし、永住を考えた時に、5年で全財産の半分が税金で持って行かれることになる。そんな国に、誰が住みたいと思うかい? 

https://news.yahoo.co.jp/articles/748ef687be98303f3539edce70e8091bdb6215d2?page=2

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