雪の日ワイパー立てるべき? 立てられない車種もあるのはなぜか
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降雪の予報がある場合などは、クルマのワイパーを立てておいたほうがよいのでしょうか。国産車では、「寒冷地で屋外に駐車するときにはワイパーを立てておいてください」と取扱説明書に記載されていることもあります。

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 ワイパーが雪に埋もれたり、重みでワイパーアームが歪んだりすることもありますが、立てておく理由はそれだけではありません。ひとつは、フロントガラスにワイパーが凍り付くのを防止するため。この状態でワイパーを作動させると、ワイパーゴムが切れてしまったり、ワイパーを動かすモーターが故障する原因にもなったりします。


しかし、ワイパーの一部がボンネットと干渉して立てられなかったり、立てるのにワンクッション必要だったりする車種もあります。ルノー「カングー」もワイパーが立たたない車種のひとつですが、ルノー・ジャポンによると、フランスなどでは日本人ほどこまめにワイパーを立てないのだとか。


 ワイパーを製造するボッシュは、ヨーロッパ北部でもワイパーを立てる・立てないは地域によって異なるといい、そうした違いの背景に雪質の違いがあると説明します。欧州の雪はサラサラしていて凍りにくいのに対し、水分が多い日本の雪は、重く凍りやすいとのこと。だからこそ、日本ではワイパーを立てておくことが推奨されるのかもしれません。