韓国の朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議長は22日、日本の大島理森衆院議長とテレビ会議方式で会談し、新たな感染症など
国を越えた保健危機に対応するため、韓国と北朝鮮、日本、中国が参加する「北東アジア防疫・保健協力体」を早期に発足させる必要があるとの考えを示した。

 同協力体創設は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9月の国連総会で提案した。

 朴氏は韓中日3カ国の国会議長会議の新設も提案した。前日に中国の国会議長に当たる栗戦書・全国人民代表大会(全人代)常務委員長と
テレビ会議方式で会談した際にも提案し、賛同を得たと伝えた。

 韓日関係を巡っては、「両国は価値を共有する最も近い隣国」とした上で、
「過去の歴史認識をはじめとする問題と実質的な協力分野を区分するツートラックを基調に両国関係を発展させるべき」と強調した。

 国会関係者によると、両氏は少子高齢化や地球温暖化など両国の共通の課題についても踏み込んで意見を交換し、大島氏も共感を示したという。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020122280235