ヤンキースから今オフFAとなり、去就に注目が集まっている田中将大投手。新型コロナウイルス感染拡大でMLB球団も財政的に打撃を受けた影響は、
田中の契約にも影を落とすとの声も。ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」はヤンキースの“懐事情”を挙げ、田中の立場にも触れている。

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 記事では、圧倒的な財力でこれまでも大型補強を進めていたヤンキースについて「今年の冬は金欠かもしれない」と指摘。キャッシュマンGMの
最優先事項として、FAになっているDJ・ルメイヒューとの再契約であることに触れ、その契約は1億ドル(約103億円)にものぼる可能性があるという。

 さらにチームでは、エースのコールや主砲のスタントンら億ドル超えの契約を結ぶ選手を多数抱え、将来的にはジャッジとも大型契約を結ぶことになる
事情に言及。そのため、今オフの補強には大金を投じない可能性があるとも見立てている。

その上で記事では、ESPNのカイリー・マクダニエル氏の記事での主張を引用する形で紹介。「優先事項はルメイヒューだと思う。それからタナカ、
そしてガードナーと続く。そしてもし十分な資金がないなら、ヤンキースが予算内に(選手総年俸を)抑えるための助けになるような、タナカより
安上りのはずの選手はいくらでもいる」との見解で「ジェイク・オドリッジ、チャーリー・モートン、マイク・マイナー、ギャレット・リチャーズは
残りのFAの中で最も優れた選手たちだ」と具体名を挙げた。

 ヤンキースとの再契約か、他球団移籍か……。いずれにせよ、田中の決断に注目が集まっていることは確かだ。

https://full-count.jp/2020/11/22/post978669/