北朝鮮住民もツイッター利用か 個人名義のアカウント登場
2020.11.13 10:31 聯合ニュース

北朝鮮の金命一(キム・ミョンイル)祖国平和統一委員会部長と韓成一(ハン・ソンイル)祖国統一研究院室長のツイッターのアカウントが13日、確認された。団体名義でなく個人名義のアカウントが確認されたのは異例。

金氏と韓氏のアカウントはいずれも10月に開設され、1〜2日ごとに北朝鮮体制を宣伝する内容が投稿されている。

韓氏は先月1日の初投稿で「北朝鮮のうれしい知らせと北南関係について伝え、わが民族の文化や歴史などさまざまな常識をお伝えし、今後多くのネットユーザーとの円滑で積極的な、多方面での意思疎通を期待する」とアカウント開設の背景を説明した。海外のユーザー向けとみられる英語、中国語、日本語の投稿もある。

北朝鮮の対外宣伝メディアのように北朝鮮の宣伝、韓国の保守勢力に対する批判、住民を総動員して災害復旧や経済建設に当たる「80日戦闘」などに関する内容が大半を占めるが、最近は日常的な内容の投稿もある。

金氏は、先ごろ北朝鮮で採択された禁煙法に触れ、禁煙を決心したとつぶやいた。また、越冬用のキムチ漬け「キムジャン」の写真とともに、健康にも良くおいしいキムチが食欲をそそると投稿した。

北朝鮮は最近、ツイッター、ユーチューブなどSNS(交流サイト)のアカウントを開設し、北朝鮮内部の様子を活発に宣伝している。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20201113001000882